わちふぃーるどスタッフによる 池田あきこのリレーインタビュー

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第3弾 「2013年四季報冬号~社長インタビュー~」 2013年11月1日(金)

自由が丘店長が社長に直撃インタビュー

~自由が丘本店30周年を振り返る~
自由が丘本店は12月に30周年を迎えます。
自由が丘店がオープンして2年目でスタッフとなった古株店長が、 社長に自由が丘本店オープン時からの秘話をインタビュー!!!

インタビュアー:自由が丘店 古株店長「自由が丘店」
池田先生:「社長」


わちふぃーるど1号店を自由が丘に決めたいきさつは?

あの頃は革のメーカーとして、私と母と妹で徐々にお客様をとっていたんだけど、 メーカーとしてのキーショップが欲しかったのと、その頃革人形を作っていて、 その人形も展示したくって、「よし店をやろう!!」と言って探し始めたの。

いろいろな場所を回ったんですか?

そうね。その頃人気のあった街の不動屋さんをいろいろ訪ねた。
渋谷・吉祥寺・自由が丘とかね。
ゆめこちゃん(元自由が丘店長で現企画部長)に東横沿線をすすめられて 自由が丘の小さな不動屋に行ったの。

自由が丘店の近くにあるあの不動産屋さんですね。

そうそう。それがなんともいえないのんきなおじいさんだったの。
その不動産屋のすぐそばのお宅が、庭の一角をお店にしたいという話があって、「これから見に行きますが?」って言われたからすぐに見に行ったの。

そこが今のお店ですね。

そうなの。庭に木が生えていたのが何より気に入って、この木をぜひ残して欲しいってお願いしたのよ。
木が生えている店、そしてこれから建てる店っていうのもすごく魅力的だった。

いまや自由が丘店のシンボルとなっているどんぐりの木ですね。
今の時期ちょうどどんぐりがいい感じにポロポロと落ちていますよ。

そうそう!!昔、そのどんぐりを拾ってきてくれた方に何か上げたりもしてたね~。

そうでした、懐かし~!!

あの木に飾るために一生懸命蓼科で描きあげた看板が、飾って2日で盗まれちゃったよね。外れないように鎖でぐるぐる巻きにしていたのに。

あれは悔しかった~!!いまや幻の看板です。 よっぽど欲しかったんですね~(笑)

すごく凝っていて、両面に絵があったからね。

コレクションブックの裏表紙が自由が丘のお店の絵で、そこにもどんぐりの木が 描かれていますね?

そうね。自由が丘の横の小さな坂道は、ダヤンがわちふぃーるどへ旅立つ時の 坂道なのよ。

はい。そのお話と、一時期社長がお店の2Fをアトリエにして絵を描いていた事を お客様にお話して、自由が丘本店の聖地度を上げています(笑)

お店のとなりが大家さんで、そのご主人が大学の先生で写真家をされていたの。
その先生が撮影したお店の写真がとても素敵で、お店に雪が積もっているきれいな写真たっだの。12月にオープンして、その翌年はとても雪の多い年でね。
お店の坂を登っていくところが雪でけむっていて、不思議な国への入口のように なっていたの。それでその坂道をヨールカの扉へ続く道にしたのよ。

ステキなエピソードですね。これからもっとお客様に自慢します(笑)
オープン当初はまだダヤングッズがなかったという事ですよね?

その時はなかった。ダヤンは包装紙からかな。それとその当時、ご来店の方にハンカチをプレゼントしていたけど、そのハンカチがダヤンのワンポイントだった。
オープン前にみんなで塗った木の椅子にもダヤンがいたし、ディスプレイではダヤンを結構使っていたかな。
そのダヤンの包装紙を欲しがる人も多かったから、ダヤンのグッズも徐々に増えていった。

当時は2階がアトリエと企画室でしたからね。
3人の魔女のモデルとも言われている、社長・常務・土屋部長がお仕事されてましたね。
私が入った頃の店内は、ほぼダヤングッズがメインでした。

どんなのがあった?

え~と、革製品がほとんどで、あとはTシャツと雑貨がちょこちょこっと。
何よりも印象的だったのは10万円のダヤンの革ジャン!!

その頃からあったのか~。

あまりにも高くて度肝を抜かれました(笑)
革のお名入れは開店当初からやっていたのですか?

そう!!電気ペンとねこみみは当初からの売りだったのよ。
ダヤンの革製品の始まりは今も根強い人気のDBシリーズね。

ダヤンはキャラクターグッズから始まり、その後絵本が出版されましたね。

架空の国の構想はダヤンが生まれる前からあった。
ダヤンというキャラクターが生まれてそれがものすごく具体的になって、あの坂道からダヤンを架空の国におくりこむ事が出来た。
だからそれで言えば自由が丘はわちふぃーるど物語のはじまりの場所って感じだよね。
店を作るときにダヤンが生まれ、ダヤンが架空の国へ行ったのもあそこがあったから。ケントスさんの家は大家さんちだしね。

そうだったんですね~、すご~い(笑)

キャラクター→グッズ→絵本という通常とは全く逆の流れだけれど、私には合っていたし、自然な流れで広がっていたね。
それもこれも自由が丘っていうのが大きな存在だったね。

正に聖地というステキなお話をありがとうございます。

私にとっては、初めての絵本よりもバースデイブックVol.1のほうが、思い入れがあります。
日記と絵本が一緒になった本で、12話のお話と4話の四季の絵話がありました。
そのバースデイブックにはアンケートハガキが付いていて、読者の方から送られてきたそのハガキを集計するのが私の役目でした。

あったね~。そのハガキを読むのがとても楽しみだった!!

アンケートの質問事項で今でもはっきりと覚えているのは、「好きなお話は?」と「好きな絵は?」というのがあって、ダントツでいつも人気だったお話は2月の「ねずみパン」のお話でした。

そうだっけ?全然覚えてない。

しかも、一番人気のなかった絵も「ねずみパン」でした。 ダヤンがすごい顔でねずみパンを作っていますよね。

そうか~。話は大人気だけど絵が人気ないね~(笑) あの絵は怖いからね~。

今、お気に入りのキャラクターは?

今はね~、今度出る妖精の本に出てくるアザミの兵士かな。

アザミの兵士!! 妖精の本は来年のBABYになるそうですね。
アニメといいBABYといい、来年春も見逃せませんね。とても楽しみ!!
本日は、素敵なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!!


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